鉄道技術者向け教材

わかりやすい鉄道技術

■ 鉄道技術者用教材とは

　近年、鉄軌道の合理化が進む中、特に地方の鉄軌道では、一人の係員が多くの業務をこなさなければならない状況が増加しています。一方、鉄軌道は土木、電気、車両及び運転の各技術分野から成り立つ複合システムであり、その運営には多くの専門的知識が必要とされますが、これらの様々な業務の基礎的な知識に関するわかりやすい書籍がないとの声が聞かれました。 このため、鉄道総研鉄道技術推進センターでは、技術支援事業の一環として、若年技術者や他分野の技術者が、日常の鉄道の運営管理を行う上で最低限知っておくべきと考えられる基礎的な知識を理解し、習得できる、ビジュアルで分かり易い鉄道技術教材を作成しています。

■ 教材の内容

　教材の内容は、鉄道の建設、維持、運営等に関わる基本的な技術を広く浅く学べるように、［鉄道概論・土木編］、［鉄道概論・電気編］、[鉄道概論・車両編・運転編]の3分冊で構成されています。主に在来型の設備、装置、構造といった基本的な技術を中心にまとめてあり、一部路面電車やモノレール、新交通システム等の特殊鉄道に使用される設備についても掲載しています。 また、鉄道システムの概念を理解していただくために、各編に共通事項として鉄道概論を設けています。

■ 教材の価格と改訂版の発行

　「わかりやすい鉄道技術」シリーズは初版発行から１６年以上が経過し（2022年3月現在）ました。その間、鉄道を取り巻く環境は大きく変化するとともに、鉄道技術も大きく進歩してまいりました。そのような状況に鑑み、このたび「土木編」と「車両編・運転編」（2021年4月）、および「電気編」（2022年3月）の改訂を行いました。
[鉄道概論・土木編］-改訂版-、[鉄道概論・電気編]-改訂版-、[鉄道概論・車両編・運転編］-改訂版-は以下のとおり実費で頒布しています。

鉄道概論・土木編 -改訂版-	鉄道概論・電気編 -改訂版-	鉄道概論・車両編・運転編 -改訂版-

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