1.概要
平成11年度は総額2億円の予算で財団法人鉄道総合技術研究所(以下「鉄道総研」という。)の研究成果の普及および実用化、研究活動の支援、情報の収集と普及、及び鉄道総研が開催した WCRR'99 の支援業務など積極的な施策を実施した。
2.事業内容
(1)研究成果の普及および実用化の推進
鉄道総研の研究成果の普及および実用化を推進するため、以下の事業を実施した。
1) 鉄道総研報告、RRR(鉄道総研レビュー)、 Quarterly Report of RTRIの発行
2) 構造物に関する設計標準等の鉄道技術図書の発行および販売
3) 講演会・講習会・教育講座・研究委員会等の開催業務
(2)研究活動の支援
鉄道総研および鉄道技術に関する研究活動を支援するため、以下の事業を実施した。
1) 図書室の管理運営業務および図書室改善関連業務
2) 文献の翻訳および外国語の校閲・指導業務
3) データベース管理、文献調査・整理等の研究開発補助業務
(3) 調査研究
鉄道技術の進歩発展への寄与をより一層強めるため、大学等の研究機関を対象とした研究開発の奨励および助成事業として、下記の2件の調査研究を実施した。
1) WPC処理により表面改質した構造用鋼の破壊機構の解明
2) 自動接客機器の人間工学的研究